あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

社会

インターネットは「猫じゃらし」である

ネットを見始めると何時間もたっていたりする。いや一日中でも見ていられるぞ、という人も多いでしょう。 なぜ人はネットにハマってしまうのでしょうか。 それはね。ネットは常に更新されるからです。検索によってどんどん新しい情報が出るからです。 つまり…

TOHOシネマズ梅田という奇妙なシアターの"理由"

【訂正】2016.04.30 事実関係の誤りがあり、文中を訂正致しました。 TOHOシネマズ梅田。大阪市のキタエリアにあり関西、特に大阪に住む人なら利用する方も多いと思われるこの劇場について。 何かおかしいのではないか、と思ったことのある人、特に若者には多…

フランス映画祭2015上映作品、その後

今年のフランス映画祭で上映された作品、新作については、映画祭が始まる以前からかなり配給が付いていて、劇場公開が予定されていたものも多かった(近年はどこもそういう傾向)らしい・・と、聞いていたものの、その後どうなったかを各作品毎にチェックし…

最悪の邦題が示す最悪の状況について(考えないということがもっとも最悪であるということ)

#オリヴィエ・アサイヤス『(Clauds of) Sils Maria』が『アクトレス〜女たちの舞台〜』になったことについて、映画ファンが「酷い邦題」「こんなタイトル認めたくない」というのは、映画好きとして気持ちはとても良く判るけれども、それだけで終わるのはどう…

ピクルス的史上最低の映画について

あまり映画についてネガティヴなことは書きたくないと日頃思ってはいるのですが、やっぱり言うべきところは言っておかないとだめなんじゃないかと思ったりもするので、ずいぶん経ってしまいましたが、記録としてここに書いておくことにしました。 しばらくは…

フランス映画祭ってどこでやっているのかな?

関西在住の映画好きにとって、フランス映画祭というのはなかなかあいまいな印象があり、毎年足繁く通う熱心なファン以外は、「そもそも関西でやっているの?」「毎年どこでやっているの?」と言われても即答できない状況にあるように思います。(実際、大阪…

第10回大阪アジアン映画祭私的総括(極簡易版)

大変遅まきながら、今年の大阪アジアン映画祭(3月6日〜15日)の総括を、覚書程度に簡単に。 他でも何度も書いているけれども、今年は優れた作品面白い作品が例年より多かった印象が強い。 今回は、部門別に特に印象に残った秀作を3作ほど(部門により…

クロード・ランズマン「ホロコースト3部作」を観て

クロード・ランズマン監督作のホロコースト3部作を観た感想についてツイートしたもののまとめです。 『SHOAH ショア』(1985年、567分) 『ソビブル、1943年10月14日午後4時』(2001年、102分) 『不正義の果て』(2013年、21…

フィオナ・タン映像展「まなざしの詩学」について

フィオナ・タンの映像展(国立国際美術館、2014/12/20〜2015/3/22)を2回に渡って観てきた印象についてツイートした内容です。全14作品のうち、特に印象に残ったもの、正確に言えば、うまく言語化できなかったもの以外について書いて…

映画館福袋

今年の正月にふとつぶやいたら、ちょっと反応があったので、今後、こういうことを考えていくのも無駄ではないかも、と思い、備忘録も兼ねて、そのときのツイートを下記に残しておきます。 金額や枚数は適当なので、採算に見合う形でミニシアターさんが考えて…

「アンジェイ・ズラウスキー映画祭」に関するまとめ

「アンジェイ・ズラウスキー映画祭」について私がツイートした内容を以下にまとめました。 まあ、権利関係のクリアは大変でしょうし、あるとしても東京くらいでしょうし、実現性の低いこれは、妄想映画祭ですが、ウソからでたまこと、棚からぼた餅、瓢箪から…

第18回カイエ・デュシネマ週間 in 関西 大阪上映スケジュール

12月27日に発行されたシネ・ヌーヴォの2015年1月&2月スケジュール(紙版)によると、今回大阪の劇場で開催される「カイエ・デュ・シネマ週間 in 関西」の詳細スケジュールは以下の通り。 (京都シネマで開催されるスケジュールとは一部異なると思…

あるいは如何にして私は心配するのを止めてこのようなキャンペーンをするようになったか

どうも、ピクルスです。いつも(または初めて)ご覧頂きありがとうございます。 なかにはご存知の方もおられるかと思いますが、いまTwitterの方で、シネ・ヌーヴォの黒澤明映画祭(10/25〜12/19)に連動した以下のようなキャンペーンを個人的に行…

(すでに観た人のための)リネーム・オブ・黒澤映画

シネ・ヌーヴォ(大阪)の黒澤映画祭も全8週のうちの4週目に入り、上映予定の30作品のうち半分の15作品までがスクリーンに登場しました。 そこで、ふと思いついた疑問「映画を観た人が、もし原題を知らなかったとしたらどんなタイトルをつけるだろうか…

予告篇が映画を殺す

かつて「映画は不況に強い」と言われましたが、今の社会においては、貧困層はもちろん中間層においても「相対的に映画館代は高い」と感じる。これは例えば通信費が1万円位の若者にとって月給のうち使える金額は極めて制限されるからです。「映画選びに失敗…

『一番美しく』という映画の本質について

以下は、Twitterにて発表したものであるが、あらかじめお断りしておくと、私は映画評論を基本的に読まない(老後の楽しみに取ってある、ということにしているが、今後読むことがあるかもしれない)ので、これについてはどこかで誰かが書かれている可能性は充…

ゆっくりと死んでゆくWiMAX(あるいは)

今月27日にWiMAXが発表した内容(※1)によると、 「WiMAX2+を現行の110Mbpsから220Mbpsにしま〜す。その代わりといっちゃあなんだけど、現行40MbpsのWiMAXは2015年春から順次13.3Mbpsにするからよろしく」 ということらしい。(文責は筆者) WiMAX2+…

シネ・ヌーヴォ「黒澤明映画祭」詳細公表についての発言

シネ・ヌーヴォの「黒澤明映画祭」(2014/10/25〜12/19)の詳細情報について、私がツイートした内容は以下の通りです。後半の一部は推測です。またツイートへの補足も追記しました。 シネ・ヌーヴォ「黒澤明映画祭」詳細が出ました。価格はフ…

ミニシアターに映画を観に行くということ

映画は世界を拡げてくれる可能性を持っています。ミニシアターはシネコンに比べると、空間的・時間的に多様な(色んな国や地域、様々な時代の)映画をみせてくれます。重要なのは私達が空間的・時間的・ジャンル的に「閉じることなく」常に違う場所に立って…

「異能の人」がいなくなるとき

ハリウッドの俳優・ロビン・ウィリアムズが亡くなった。自殺と見られるという。63歳になったばかりだ。 私は彼のファンだという認識は特になかったが、何だか胃の辺りが差し込むように苦しくて仕方がない。 いま思うことは「彼は、多くのハリウッド映画に…

どうしてミニシアターの支配人は女性ばかりなのか?

最初にお断りしておきますが、以下は筆者による全くの推測に基づくものであり、実際の関係者からの取材によるものではありません。 (もしこれが筆者の推測通りであれば、堂々とこんなことは書けないと思います。無責任者だから勝手なことが書けるということ…

人はなぜ「何もしないこと」に耐えられないのか

現代人がいまもっとも恐れていることは「(例えば、大きな仕事をして疲れた、とか、これから忙しくなるので、といった理由が一切ない状況において)なんにもしないこと」そして「自分がなんにもしていないことを他人に知られること」です。仕事にしろ遊びに…

「ひなぎく女子」を捕まえる27の方法

えーと、タイトルの数字はアレです。水増しです。これはあくまで2、3の提案なので、残り20幾つかの分は読んだ方々で考えてみて下さいね。 さて、最近上映された映画『ひなぎく』において、各劇場で、それまでの「映画女子」とは異なる種類の若い女性が多…

TOHOシネマズ初日700円割引サービスとは

最大手シネコン・TOHOシネマズが、ヤフーと提携して、ヤフープレミアム会員に新作映画初日最大700円割引で鑑賞できるクーポンをプレゼントするというキャンペーンを行っています。 「金曜日は映画を観に行こう!最大700円割引クーポンプレゼント!」 …

(恐らくは、まだほとんどの人が認識していない)「iTunes Match の25000曲問題」

iTunes Matchが日本でもスタートするというニュースが流れたのはこの5月2日のGWのこと。 詳細の内容はアップルのサイトをご覧頂くとして、これは有料であってもなかなか利便性の高いサービスだと思いました。 (http://www.apple.com/jp/itunes/itunes-mat…

『永遠の0』とはどういう映画であったか

昨年の12月から正月映画として公開され大ヒットした『永遠の0』ですが、4月の時点でまだ東宝系シネコンで上映が続いていたのにはびっくりです。『アナと雪の女王』にあっさり抜かれたとはいえ、今年の邦画興行の記録としては群を抜いたものでしょう。 そ…

大阪ヨーロッパ映画祭の終焉

映画祭がある場合は告知がありますが、映画祭がない場合は「何もない」ままフェイドアウトして終る可能性が高いので、今回がこの映画祭に関する最後の報道になるかもしれません。そこでこの機会に、大阪ヨーロッパ映画祭について少し書いておきたいと思いま…

「旅するW座」と「映画の価格」と「ミニシアター巡礼」

本日、安西水丸さんの訃報が伝えられました。今月19日に71歳で没したとのこと。まだまだ若い年齢です。 私はご尊顔を拝見したのは一度しかないのですが、その「旅するW座」の第1回公演(第七藝術劇場)におけるトークの脱線ぶりは印象深いものでした。 …

第9回大阪アジアン映画祭私的総括

<第9回大阪アジアン映画祭・各賞受賞結果> 2014年3月16日発表 ★観客賞 『KANO』 台湾/監督:マー・ジーシアン(馬志翔) ★Audience Award “KANO” Taiwan / Director: Umin Boya ★ABC 賞 『おばあちゃんの夢中恋人』(阿嬤的夢中情人) 台湾/監督…

(参考)シネマサンシャイン「消費税引き上げに伴う鑑賞料金改定について(全文)

2014/03/08 消費税引き上げに伴う鑑賞料金改定について シネマサンシャインでは、2014年4月1日の消費税引き上げに伴い、全体で増税分の適正転嫁になるよう鑑賞料金を改定致します。 【改定後の料金】 ・一般、大学生、中学生/小学生、幼児は現行料金のまま…