2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「どうしてカテゴリーが『音楽』なんだ!!」とお嘆きの貴兄に、まあまあ、落ち着いて下さい。 音楽(人)を絵で現しているのですよ。ええ、そうなんです。 今回は、緊急特番です。 作者の「ブックレットのカットは曲に合わせて描いたのではない」という発言…
ターセム・シン(あるいはターセム)は現代においてもっとも美しい映像を魅せる監督だと思う。 『落下の王国』(The Fall,2006)は、商業映画の作りの域を超えた、奇蹟の傑作だと思っている。 昨年の『インモータルズ 神々の戦い』(Immortals,2011)に続く…
前回も書きましたが、『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』は、山下達郎ファン、そして、とり・みきファンにとっては盆と正月がいっぺんに来たような大騒ぎなのであります。そうなのです。 したがって今回も、『OPUS』のブックレットを読んだ方のみのためだ…
『OPUS』における「タツローくん」研究(基礎データ篇)1)「ギターを持ったタツローくん」表紙(1P) 2)「うつむき加減に歩くタツローくん」目次(2P) 3)「赤いオープンカーに乗ったタツローくん」『DOWN TOWN』(4P) 4)「飛行機に乗ったタツロ…
『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』は、山下達郎ファン、そして、とり・みきファンにとっては盆と正月がいっぺんに来たような大騒ぎなのであります。 したがって今回に限り、『OPUS』のブックレットを読んだ方のみのためだけにこの記事をお送り致します。…
この秋、ワーナーからアトランティックR&Bの名盤カタログ100タイトル(そのうち国内初CD化が56タイトル)が全作最新リマスタリング、解説・歌詞付き千円の完全限定盤でリリースされます!10月3日、11月7日に各50タイトルずつ発売。私は全タイト…
山下達郎オールタイムベストアルバム『OPUS』が発売になりました。 オールタイムベスト曲のリマスター、初CD化となる新曲『愛を数えて』、初回特典の未発表曲6曲入りのボーナスCD。そして各曲毎の本人のコメントととり・みき氏の描く30種類の「タツローく…
Ben Folds Five が再結成、今月新作アルバムがリリースされました! オリジナルアルバムとしては、95−99年に3作リリースされていますので、今回は13年ぶりとなる、通算4枚目のオリジナルアルバムです。 先日新作を入手していたのですが、バタバタし…
大阪の映画観客界では知る人ぞ知る(知らぬ人は全く知らぬ)天六ユウラク座。昨年ここでしか公開されなかった為に見逃した(方も多いであろう)あの「ザ・ウォード」が、3月に塚口サンサン劇場で公開される!なんてカユイところに手が届く、至れりつくせり…
「龍の彫り物がある少女」。バッシング中の魅惑の金髪中年ジャーナリストと情緒表現に難ありで天才の”女ザッカーバーグ”が、一族の呪いを暴こうとする、アメリカン・スウィーディッシュ横溝正史シリーズ第一弾。お見事!お話は猟奇的だが実際の猟奇描写は多…
この秋、ワーナーからアトランティックR&Bの名盤カタログ100タイトル(そのうち国内初CD化が56タイトル)が全作最新リマスタリング、解説・歌詞付き千円の完全限定盤でリリースされます!10月3日、11月7日に各50タイトルづつ発売。私は全タイト…
ブルーレイの普及があまり進んでいない。 低価格なハリウッド映画の一部をのぞくと日本で売れているのはアニメばかりである。 このままだとどうなるか、を少し考えてみた。 ブルーレイはなぜ売れないか? 明らかにDVDより画質がよく、地デジ化が完了した現在…
TOHOシネマズなんば、と梅田のスケジュールサイトを見ると、みんな「デジタル」か「3D」。要するにどっちもデジタル。ただし梅田のシアター10(別館で午前十時はほぼここ)のみ上映の作品は「デジタル」ではない。ひょっとしてここだけデジタル上映機器対…
「マイティ・ウクレレ」を観てふと思った、ハワイと沖縄との類似性。陽気で素朴で穏やかな人々、独自の言葉とユニークな文化、音楽、楽器。そして大国に侵略・併合され、観光地化&軍事拠点とされ現在に至る。戦争で唯一本土攻撃されたハワイと、唯一本土上…
この秋、ワーナーからアトランティックR&Bの名盤カタログ100タイトル(そのうち国内初CD化が56タイトル)が全作最新リマスタリング、解説・歌詞付き千円の完全限定盤でリリースされます!10月3日、11月7日に各50タイトルずつ発売。全タイトル予…
「ロボジー」。よくできたコメディです。この映画は「テクノロジー信仰の破綻」と「永久(経済)成長幻想の歪み」そして「高齢化社会の孤独」について時に冷ややかに時に暖かく描いています。前2者と後者は無関係ではありません。最新技術優先、効率優先、…
「ヒミズ」にはある言葉が出てきます。それは主人公にとっては無意味な人物が放つ陳腐で空疎な言葉です。しかし言葉は「誰によって」「どんな状況で」発せられるかによって異なる意味を持ちます。つまり、これは最初に登場した意味のない言葉が最後に重要な…
「善き人」。不本意ながらナチスに入党した大学教授で文学者の視点からユダヤ人弾圧を描いた作品。明確に語られないが主人公は精神疾患を持ち自分にとって重大な状況に陥ると音楽的幻覚を見るのですが、それが奇妙にシュールで面白い。この映画は「抑圧状況…
先日、ここで、ビートルズにおける LOVE の研究(というほどのものでもないんですが、ちょっと考察)を行いました。 (その記事はこちら。http://d.hatena.ne.jp/communicationbrakedown/20120904/1346771279) それに対して、わがビーチボーイズ、LOVE を歌…
今日は光文社古典新訳文庫の新刊が3冊刊行されました。 今月でこの叢書が創刊してちょうど6年です。 2006年9月、12冊を一挙に刊行して華々しく創刊したこの文庫でしたが、それを書店でみたときこう思いました。 「いい企画だけど、売れないから、も…
今日、ウィルス対策ソフトを入れました。入れたというか、再インストールしないといけないのかなと覚悟していたら、とりあえずライセンスキーを入れるだけだったので、特になんということもなく。まだメインのMac1台だけなので、あとWindows2台入れていか…
「ルルドの泉で」。この映画は「幸運(ひいては幸福)の相対性」について描いています。誰かに幸運が訪れると誰かに不幸が訪れる。そしてそれは誰の状況においても互換が可能です。だから人々は他人の不幸を期待する。幸運になった人は不幸を恐れる。人生に…
映画館とか、Twitterとかで、ときどき「(この劇場の)スクリーンちっちゃ!!」という若い人の言葉を聞くことがあります。 言われるのはたいていはミニシアターです。 おそらく彼らはふだんシネコンしか行ったことがなくて、初めてミニシアターに入ったとき…
8月29日に書いた、あの発言について、もう一度考えてみる。 (8月29日の文章はこちら: http://d.hatena.ne.jp/communicationbrakedown/20120829/1346252758) 昨日9月7日に、「池谷発言」について、その続報があった。放射能発言「誠に遺憾」 池谷…
今日は、あの映画のリベンジの為に、元町映画館に初めて行ってきました。噂どおり、ちっちゃい、というかコンパクトなエントランス。カウンター&ロビー&トイレ4つをぎりぎり絶妙に配置。しかし劇場に入れば意外と広い。椅子もふかふか。ひな壇がちょっと…
最近毎週のようにシネコンに行っていたので、そこでこの映画の予告篇を何度も観ていた。 その予告篇を何度も観ていると、全然面白くなさそうなので全く観に行く気がしなかった。 予告篇は、まるで「感動の実話を映画化した笑わせて泣かせるハリウッド映画」…
わっ。アクセスカウンター見はりました?このブログの右下のほうにあるやつ。(ページビューというところです) 1万越えてまっせ! と、いう報告がアクセス管理部門から届いたのは本日の夕方頃であった。 おもえば、この7月末に、ひっそりと本研究室を開設…
ビートルズと言えば、「LOVE」を歌ったバンド、という印象がありますよね。 そこで、The Beatles の曲名における Love の登場回数を調べてみました。 (企画協力:ETSUKOtgさん) ややこしくなるので、対象はUKオリジナルのみとしています。 (解散するまで…
シネ・ヌーヴォの秋の特集上映の簡易チラシを入手しましたので、内容を簡単に紹介します。 うーん、そうきたか、という感じです。 「スクリーンで観る舟木一夫と時代を彩ったスターたち」 10月20日(土)〜11月2日(金) 上映作品(予定) 舟木一夫 …
シネヌーヴォ、会報によると去年は一昨年より若干上昇、それでも毎年赤字とのこと。特集上映が盛況でも赤字なのは、他の入りがイマイチということ。もしあなたがシネヌーヴォ好きなら何度でも足を運びましょう。特にロードショー作品や、シネヌーヴォXの番組…