入院したときに必要だったと後で気づくアレについて。そしてその対処方法。
昨年6月から1年間に3回緊急入院(+検査入院1回)しましたが、その経験から思ったことを書きます。
予定入院を除き、入院するときは突然訪れます。事故や急病・・自分ではそのときに直面するまで予測することが困難な状況です。
入院時に必要なものは色々ありますが、それをあらかじめ持ち歩いているというのは現実的に不可能です。
家族のある人は、入院後に持って来てもらうことが可能ですが、1人暮らしの場合はどうすればいいでしょうか?
その前に、緊急入院したときに「あれを持っていれば良かった!」と思うものはなんでしょう。
まあ、着替えとかは、大抵は病院のレンタルなどがありますので、日常で生きていく上で最低限必要なものはなんとかなるでしょう。
では、それにプラス必要なものとは?
おそらくそれは、スマホです。今や生活インフラですね。
しかしながら、ほとんどの人は、スマホ普段持ち歩いてますよね?
じゃあなんでしょう。モバイルバッテリー?
それもおそらく多くの人は持ち歩いているんじゃないでしょうか。
(自分はモンバイルルーターとモバイルバッテリーを持っています)
では、必要なのに、普段持ち歩いている人が少ないものはなんでしょう。
それは、ズバリ、「充電器」です。
正確には「充電器とUSBケーブル」ですね。
普段カバンに忍ばせている人も意外とおられるかと思いますが、「家で充電するからいちいち持ち歩かない」という人も多いのではないでしょうか。
自分の場合、家から119番に電話して病院に急遽入院することになったのですが、そのとき、カバンに荷物を詰めているときに充電器のことまで気が回りませんでした。まあ、死にかけている(と自分では思っている)ような状態のときには正常で落ち着いた思考はなかなか難しいものです。
外出先で事故や急病になった方ならなおさらですね。
入院してしばらくたってスマホのバッテリーが減っていくことに気づいて初めて「ああ、充電器持ってくるんだった・・」と思うのでした。
では、そういう場合、どうしたらいいでしょうか。
もちろん一人暮らしで、家に入って何かを持って来てもらうことが難しい場合です。
色々あるかもしれませんが、私が実際に病院で行った方法を以下に記します。
そんなに難しいことではありません。ただ、アマゾンで充電器とUSBケーブルを注文しただけです。
ね、簡単ですよね?
でも、中には「えっ!?入院しているのにどうやって受け取れるの?」と思った方も少なくないのではないでしょうか。
実は最初、外出して一時帰宅し、必要なものを取ってくるということを考えていました。
しかし、コロナ禍でもあり「外出は許可できない」と病院側に言われました。
そこで、ネット注文することにしたのです。
方法としては簡単です。注文者の現住所とは別に「受け取り場所」を指定できるので、そこに入院している病院の郵便番号、住所、病院名、連絡がつく自分の電話番号、そしてここが重要なのですが、自分が入院している病室と階(郵便番号+住所+病院名+階+病室番号+電話番号)を記載します。
そして、アマゾンの配送状況を調べ、到着したことを確認すると、看護師さんに「受付に荷物が届いていると思うので取ってきてもらえますか?」とお願いしました。
すると、無事、病室のベッドまで荷物が届いたのです。
バッテリーが無くなっていく時間との戦いでした。気がついたさっさと充電器を注文して、バッテリーが無くなった後に届いた時の嬉しさと言ったら!!
注意が必要なのは、どこの病院でも受付が受け取ってくれるか、受け取ってもベッドまで持ってきてくれるか、ということは確認が必要だということです。自分の場合は都市部の総合病院だったのですが、他のケースでは可能だと言い切ることはできません。ただ、確認した上で行うのは問題ないと思います。ちなみに自分は断りなくやってしまいましたが・・。
なので、私のように病院に確認をしない場合は、最初は最小限の商品(自分の場合は充電器とUSBケーブルでしたが、リスクを考えて100円程度のものがいいと思います)を注文して自分の元まで届くか確認して上で、色々と注文すればいいでしょう。
自分は、最初の荷物が無事に届いたのを機にどんどん色んなものを注文しました。持て余した時間を埋めるための本、Kindle、下着類や傘(梅雨時だったので)とか諸々・・。
まあ、とにかく、こんな時、アマゾンは使えるな、と思いました。
しかしながら、別にアマゾンである必要はなく、ネット通販で、現住所以外に送付先を指定でき、配達状況を確認できるところであればどこでも可能だと思います。
自分はアマゾンでしたが、他におすすめできると思うのは、ヨドバシ(www.yodobashi.com)です。アマゾンに多い電子機器類などについては中国製品は基本扱っておらず、国内製品が中心(と言ってもアップルのようなメジャーな外国製品は扱っています)ですが、何より配送が早いのが特徴です。商品によってはアマゾンより早い場合があります。そして何よりアマゾンのようにアマゾンプライムに加入する必要がなく、即日発送してくれる商品が多いのです。
アマゾンプライムに入っていない人、国内製品が欲しい人にはヨドバシをおすすめします。また、アマゾンプライムに入っていたとしても、商品によっては、価格が安い(さらにほとんどの商品が10%ポイント還元)場合も多く、また配達日がアマゾンより早い場合があります。欲しい商品が両サイトにある場合は、価格や配達日を確認してから注文するのが良いでしょう。(注:ヨドバシは「住所」の変更をして「新しい住所」を登録する必要があります。やったことはないのですが、一度住所を変更すると前の住所が消えてしまう可能性があります。ただ新しい届け先を登録するのはアマゾンも同じなので、退院後に住所を元に戻す一手間が必要となる可能性があるというだけでです。もし消えてしまっても、自分の住所を記入するのは楽勝でしょう)
最初の緊急入院から、2回目、3回目も充電器やUSBケーブルを忘れて、何をしてるんだと重わるかもしれませんが、やその他の物をアマゾンで注文してフル稼働で大活躍しました。(充電器やUSBケーブル(USB microB、Type-3)は、種類の違うちょっと前よりもいいものを注文しました。今だとType-3の急速充電(PD)を購入していたでしょうね・・。(急速充電の素晴らしさにハマったのは、3回目の退院後なので)
気をつけないといけない点としては、商品が到着する前に退院する可能性がある場合は控えることです。今から2日程度は退院がないであろうと医師に確認しておくといいでしょう。
あとは、これが実は予測が困難なのですが、転室が急に起こって部屋番号が変わってしまう場合があります。私の場合は、部屋が変わってもベッドまで届けてもらえましたが・・。(これは推測ですが、転室しても前の病室情報は電子カルテに残っているので、普通に考えれば、転室先に持ってきてくれるのではないか、と思います)
以上のことに気をつけていれば、入院時に充電器など必要なものをネットで注文するという手段も知っておいて損はないと思います。
(2023年6月23日)