『OPUS』における「タツローくん」の研究(緊急検証篇)
「どうしてカテゴリーが『音楽』なんだ!!」とお嘆きの貴兄に、まあまあ、落ち着いて下さい。
音楽(人)を絵で現しているのですよ。ええ、そうなんです。
今回は、緊急特番です。
作者の「ブックレットのカットは曲に合わせて描いたのではない」という発言に基づき、デザイナーの配置の適切さを検証してみたいと思います。
◎:バッチリ!この曲のために描かれたカットとしか思えない。
◯:だいたいあってる。
△:言われてみればあっているような気もするし、言われなければ特に合ってもいないような気もする。
×:ほとんど合っていない。こじつけに近い。
××:合っていない。というより無関係。
1、2、28〜30は曲ではないので評価外
1) ーー「ギターを持ったタツローくん」表紙(1P)
2) ーー「うつむき加減に歩くタツローくん」目次(2P)
3) △「赤いオープンカーに乗ったタツローくん」『DOWN TOWN』(4P)
4) △「飛行機に乗ったタツローくん」『LOVE SPACE』(7P)
5) △「ターンテーブルの前に立つタツローくん」『SOLID SLIDER』(8P)
6) △「マラカスふりふりタツローくん」『LET'S DANCE BABY』(10P)
7) △「思い入れのある曲を歌い終えた瞬間のタツローくん」『潮騒』(12P)
8) ◎「CMに出ているタツローくん」『RIDE ON TIME』(15P)
9) △「カッティングをキメているタツローくん」『SPARKLE』(16P)
10) ×「フランス留学中のタツローくん」『YOUR EYES』(19P)
11) △「海水浴のタツローくん」『悲しみのJODY』(21P)
12) ◎「サンタクロースのタツローくん」『クリスマス・イブ』(22P)
13) ◎「サーファーのタツローくん」『THE THEMA FROM THE BIG WAVE』(24P)
14) △「拡声器を持ったタツローくん」『土曜日の恋人』(26P)
15) △「リハーサルで歌うタツローくん」『蒼氓』(29P)
16) ◯「虫取りに行くタツローくん」『さよなら夏の日』(31P)
17) ×「レコードを聴くタツローくん」『ターナーの汽罐車』(32P)
18)××「走るタツローくん」『ジャングル・スウィング』(35P)
19) ×「アコースティックで引き語るタツローくん」『ヘロン』(36P)
20 ××「ワインを片手にタツローくん」『世界の果てまで』(38P)
21) △「料理長タツローくん」『ドーナツ・ソング』(40P)
22) ×「もともとドラマーなんだよタツローくん」『君の声に恋してる』(43P)
23) ◎「雨に濡れる幼児タツローくん」『2000トンの雨』(44P)
24) ×「オルガンを弾くタツローくん」『FOREVER MINE』(46P)
25) ×「冬の日、ハープを弾くタツローくん」『ずっと一緒さ』(48P)
26) △「ダッフルコートのタツローくん」『愛しているって言えなくたって』(51P)
27) ×「合図を送るタツローくん」『希望という名の光』(53P)
28)ーー「マンホールから顔を出すタツローくん」カタログページ(56P)
29)ーー「後ろ姿のタツローくん」謝辞(58P)
30)ーー「ギターを持ったタツローくん:リプライズ」裏表紙(60P)
<集計結果>
◎ 4(16%)
◯ 1( 4%)
△ 11(44%)
× 7(28%)
×× 2( 8%)
計 25
うーん、微妙な結果に。やっぱり「デザイナーさんが適当と思われるスペースに配置」したというような結果。
それでもあわそうと努力したんだと思います。ご苦労さまです。
(個人的に思ったのは、『ターナーの汽罐車』は「ワイン片手にタツローくん」の方が合うはず!)
この研究は新事実や新機軸が見つかった際に続きます。乞いませんがご期待!
(2012年9月30日)
OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(初回限定盤)
OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(通常盤/初回プレス)