あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

映画『ドラゴン・タトゥーの女』

「龍の彫り物がある少女」。バッシング中の魅惑の金髪中年ジャーナリストと情緒表現に難ありで天才の”女ザッカーバーグ”が、一族の呪いを暴こうとする、アメリカン・スウィーディッシュ横溝正史シリーズ第一弾。お見事!お話は猟奇的だが実際の猟奇描写は多分1カ所。最初のパートナーの惨殺。(泣)

「移民の歌」が流れる、少女の悪夢を描いたモノクロのオープニング映像が素晴らしい。主人公のジャーナリストより少女の方がかなり活躍する。モテモテジャーナリストは何だかアノ人みたいな感じも。エンディングで、本作の主人公がジャーナリストではなかったことがわかる。幕切れが切ない。

ところでこの映画で久しぶりのMGMロゴを見た。まだブランドが健在だったのね。そして問題の15禁場面、なんとボカシがデジタルモザイク!あんたAVか!!いや、ボカシも久しぶりに見ましたが、デジタル時代とはいえ、あんな興ざめなデジタルボカシをやるとは。でもこの方式本国指令だったりする?

ドラゴン・タトゥーの女」話を3連チャン失礼。しかし、「少女」ではなく「女」と訳したのは、少女と刺青の相性問題でしょうか早川さん。確かに23歳だから女なんだけど、背景には(劇中では明確に語られないが)12歳からの彼女の物語があり、そこからの連続性として捉えているのだ、と思います。

 (2012年2月15日、ぶらいあんのTweetより)


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