あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

「羊毛とおはな、とこの10年」

 2018年4月8日は、4回目の「羊毛とおはなの日」でした。

 2015年4月8日に最初の「羊毛とおはなの日」が制定されてから3年。

 皮肉にもその最初の日に千葉はなさんが亡くなってしまったあの日から3年。

 自分にとっては、10年前の2008年4月8日にデビューシングル「手をつないで」が発売され、それで羊毛とおはなを知って店に買いに走った思い出深い日でもあります。

 去年は台北からのライブが生配信されましたね。楽しい一夜でした。

 今年は19時から、みなさんそれぞれで「空が白くてさ」を歌おう、という企画でした。

 19時から解禁されたオリジナル動画に合わせて歌った方もファンなら多いことでしょう。

 これからも、羊毛とおはなの曲を4月8日に限らず聴いていくだろうと思います。

 羊毛とおはなをご存知ない皆さまも、これをきっかけに「どんな曲かな?」と知ってもらって親しんで頂ければ、と。

 もしふっと忘れてしまいそうになっても、また4月8日になったら思い出して欲しいと思います。

 羊毛とおはな、これからも大好きです。

 (2018年4月8日)

「大林宣彦映画祭」所感

 1月20日から3月2日にかけて6週間開催された「大林宣彦映画祭」(シネ・ヌーヴォ)ですが、これがまた楽しかったのですよ。
 これほど各作品が微妙に絡み合った(登場する役者も絡み合った)特集上映というのも珍しいんじゃないでしょうか。
 それぞれの作品毎に面白い(いろんな試みがある!)のに加えて、他の作品との関係性というのがこれまた加味されて楽しいの何のって。
 同じ作品でも別の作品を観てから改めて観るとまた違って見えてくるというのがね。すごいですよ。

 今回全36プログラム38作品(TV作品含む)を一通り観ることができたのはとてもよかったです。
 とはいえ、映画作品だけでも(ここ数年すでに上映されたものも含め)10本程度は上映されなかったので、まあ、諸般の事情はあるのでしょうが、また別の機会に観ることができたら嬉しいなあと思います。

 優れた映画の特集上映は多いのですが、これだけ楽しい特集上映が、この規模で行われた、というのは、滅多にないことで、そこに参加できたことは映画好きにとって幸甚の極みだなあと感じます。

 では最後に、面白かった、良かった映画ベスト20を以下に記します。ベスト30でも良かったんですが、そこまで行くとちょっとあれなので、今回はこのへんにしておきます。

 シネ・ヌーヴォさんにおきましては、今後も、またこのような楽しい企画をどんどん行って欲しいと切に思います。
 ありがとうございました。

 大林宣彦映画祭 ベスト2

 1「青春デンデケデケデケ
 2「水の旅人 侍KIDS」
 3「北京的西瓜
 4「この空の花」
 5「野のなななのか
 6「時をかける少女
 7「転校生」
 8「異人たちとの夏
 9「ふたり」
 10「風の歌が聴きたい」
 11「あの、夏の日〜とんでろ、じいちゃん〜」
 12「恋人よ、われに帰れ」
 13「22才の別れ」
 14「廃市」
 15「HOUSE」
 16「転校生 さよならあなた」
 17「さびしんぼう
 18「可愛い悪魔」
 19「女ざかり」
 20「はるか、ノスタルジイ」

 (2018年3月8日)

「私たちはなぜ映画を観るのか」

私たちは、なぜ映画を観るのか。

なぜ毎日のように映画を観るのか。

なぜ色んな映画を観るのか。

楽しい映画も苦しい映画も。

面白い映画も面白くない映画も。

美しい映画も醜い映画も。

快楽の映画も不快な映画も。

何も考えない映画も色々考える映画も。

思うんだけど、映画とは人生なんだよね。

擬似的人生という意味ではない。

比喩的人生という意味でもない。

人生とは楽しみも苦しみもある。

考えない時も考え抜く時もある。

それが映画を観ることによって、その向こう側に自分が見えてくるわけだ。

人生は映画に投影される。

同時に、気づいていないかもしれないが、映画は人生に投影される。

だから、映画は人生である。

決して楽しいだけの逃避の時間、ではない。

そうであればもったいない。

そして時間が経てば、苦しかった映画も考え抜いた映画も

「ああ、あんなことが会ったなあ」という記憶になる。

人生と同じように。

別に思い出作りに映画を観るという訳ではない。

結果的になるということである。

生きている証として。

映画は人生を反映する。

そして、人生は映画を反映する。

私たちは、そんな映画の見方をしている。

・・とまでは言い切れないかもしれないが、

おそらくは、そんな映画の見方がしたいのだろう。

少なくとも今の私は。

ー眠れぬ夜のために、同好の士に捧ぐー

(2018年2月23日)

ピクルスが選ぶ「2017年映画ベスト10」

 今年もこの季節がやってきました。2017年の映画ベスト10です。
 (ベスト10と言いつつ20だったりもところがあったりするのも例年通りですが・・)

 今年も去年と同じくTwitterで発表した部門(<邦画(メジャー)><邦画(非メジャー)><アジア><アメリカ(メジャー)><アメリカ(非メジャー)><仏・英・伊><その他の地域><ドキュメンタリー(国内)><ドキュメンタリー(国外)><アニメーション><映画祭、特別上映><旧作(国内)><旧作(国外)><音楽映画><中短篇><印象的な映画祭、特集上映><お世話になった(なあと感じる)映画館>)に加え、<主な見逃し映画>と<新作総合>を追記しています。

 2017年はあまり映画を観ることができないと思っていましたが、終わってみれば、思ったよりも観ることができていたので良かったです。2018年はさらに充実した一年にできれば、と思っています。今年もよろしくお願いします。

#2017年映画ベスト<邦画(メジャー)>
1#黒沢清散歩する侵略者
2#行定勲ナラタージュ
3#入江悠『22年目の告白 私が殺人犯です』
4#大根仁奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール
5#橋本一『相棒 劇場版Ⅳ 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』
6#是枝裕和『三度目の殺人』
7#吉田照幸探偵はBARにいる3』
8#熊澤尚人ユリゴコロ
9#永井聡帝一の國
10#瀬々敬久『8年越しの花嫁 奇跡の実話』

#2017年映画ベスト<邦画(非メジャー)>
荻上直子『彼らが本気で編むときは、』
松本准平パーフェクト・レボリューション
白石和彌彼女がその名を知らない鳥たち
入江悠ビジランテ
5#大九明子勝手にふるえてろ
6#冨永昌敬南瓜とマヨネーズ
7#杉野希妃『雪女』
8#黒沢清『予兆 散歩する侵略者 劇場版』
9#阪本順治『エルネスト』(日本・キューバ
10#安藤尋『月と雷』

#2017年映画ベスト<アジア>
1#ロウ・イエ『ブラインド・マッサージ』(中国・仏)
2#パク・チャヌク『お嬢さん』(韓国)
3#ヤスミン・アフマド『タレンタイム 優しい歌』(マレーシア)
4#富田克也バンコクナイツ』(日・仏・タイ・ラオス
5#キム・ソンス『アシュラ』(韓国)
7#トム・リン『百日告別』(台湾)
8#キム・ジウン密偵』(韓国)
6#SABU『Mr.Long ミスター・ロン』(日本・香港・台湾・独)
9#イ・ジェハンオペレーション・クロマイト』(韓国)
10#スタンリー・トンカンフー・ヨガ』(中国・インド)

#2017年映画ベスト<アメリカ(メジャー)>
1#ギャビン・オコナー『ザ・コンサルタント
2#ドゥニ・ヴィルヌーヴブレードランナー2049』
3#ドゥニ・ヴィルヌーヴ『メッセージ』
4#ダニエル・エスピノーサ『ライフ』
5#セオドア・メルフィ『ドリーム』
6#ライアン・ジョンソンスター・ウォーズ 最後のジェダイ
7#モルテン・ティルドゥムパッセンジャー
8#アンドレス・ムシェッティ『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』
9#マーク・ウェブ『gifted ギフテッド』
10#ジェームズ・マンゴールド『LOGAN ローガン』
次点#ドン・チードル『MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間』

#2017年映画ベスト<アメリカ(非メジャー)>
1#ロバート・エガース『ウィッチ』
2#トム・フォードノクターナル・アニマルズ
3#ジム・ジャームッシュ『パターソン』
4#オリヴァー・ストーン『スノーデン』(米・独・仏)
5#バリー・ジェンキンス『ムーンライト』
6#マーティン・スコセッシ『沈黙 サイレンス』
7#ショーン・ベイカー『タンジェリン』
8#ケネス・ロナーガンマンチェスター・バイ・ザ・シー
9#ジョン・リー・ハンコック『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
10#フアン・アントニオ・バヨナ怪物はささやく』(米・スペイン)
11#メル・ギブソンハクソー・リッジ』(米・豪)
12#パブロ・ラライン『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』(米・チリ・仏)
13F#ジョーダン・ピールゲット・アウト
14#ロバート・ゼメキス『マリアンヌ』
15#M・ナイト・シャマラン『スプリット』
16#ジョシュア・サフディ、#ベニー・サフディグッド・タイム
17#ダグ・リーマン『バリー・シール アメリカをはめた男』
18#デイミアン・チャゼルラ・ラ・ランド
19#ラッセ・ハルストレム僕のワンダフル・ライフ
20#福永壮志『リベリアの白い血』(米・リベリア

#2017年映画ベスト<仏・英・伊>
1#ニコラス・ウィンディング・レフンネオン・デーモン』(仏・米・デンマーク
2#ポール・ヴァーホーヴェンエル ELLE』(仏)
3#ジョン・キャメロン・ミッチェ『パーティで女の子に話しかけるには』(英・米)
4#アレハンドロ・ホドロフスキーエンドレス・ポエトリー』(仏・チリ・日本)
5#トラン・アン・ユン『エタニティ 永遠の花たちへ』(仏・ベルギー)
6#アンヌ・フォンテーヌ『夜明けの祈り』(仏・ポーランド
7#ジョン・マッデン女神の見えざる手』(仏・米)
8#オリヴィエ・アサイヤスパーソナル・ショッパー』(仏)
9#ギャビン・フッド『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(英)
10#カテル・キレヴェレあさがくるまえに』(仏・ベルギー)
11#ロネ・シェルフィグ人生はシネマティック!』(英)
12#ミック・ジャクソン否定と肯定』(英・米)
13#ダニス・タノビッチ『サラエヴォの銃声』(仏・ボスニア・ヘルツェゴビナ
14#フランソワ・オゾン婚約者の友人』(仏・独)
15#モーガン・マシューズ『僕と世界の方程式』(英)
16#バレリー・ミュラー、#アンジュラン・プレルジョカージュポリーナ、私を踊る』(仏)
17#アラン・ゴミス『私は、幸福(フェリシテ)』(仏・ベルギー・セネガル・独・レバノン
18#マルコ・ベロッキオ『甘き人生』(伊)
19#フィリップ・ガレル『恋人たちの影』(仏)
20#パオロ・ジェノベーゼ『おとなの事情』(伊)

#2017年映画ベスト <その他の地域>
1#マーレン・アーデ『ありがとう、トニ・エルドマン』(独・オーストリア
2#グザヴィエ・ドランたかが世界の終わり』(カナダ・仏)
3#ハンス・ペテル・モランド『特捜部Q Pからのメッセージ』(デンマーク・独・スウェーデンノルウェー
4#エミール・クストリッツア『オン・ザ・ミルキー・ロード』(セルビア・英・米)
5#ニコレッテ・クレビッツ『ワイルド わたしの中の獣』(独)
6#アスガー・ファルハディ『セースルスマン』(イラン・仏)
7#ダニス・タノビッチ『汚れたミルク あるセールスマンの告発』(インド・仏・英)
8#ファティ・アキン『50年後のボクたちは』(独)
9#クリスティアン・ムンジウ『エリザのために』(ルーマニア・仏・ベルギー)
10#ラリー・チャールズユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』(チェコ・米・英)
11#ドゥニ・ヴィルヌーヴ静かなる叫び』(カナダ)
12#ジャン・ピエール・ダルデンヌ(ジャン=ピエール・ダルデンヌ)、リュック・ダルデンヌ『午後8時の訪問者』(ベルギー・仏)
13#ファイト・ヘルマー『世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方』(独)
14#アラン・グスポーナーハイジ アルプスの物語』(スイス・独)
15#ホセ・ルイス・ゲリン『ミューズ・アカデミー』(スペイン)
16#ジェラルド・バレット『彼女が目覚めるその日まで』(カナダ・アイルランド
17#ミヒャ・レビンスキーまともな男』(スイス)
18#ラース・クラウメ「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」(独)
19#イサーク・エスバン『ダークレイン』(メキシコ)
20#アテム・クライチェ『スターシップ9』(スペイン・コロンビア)

2017年映画ベスト<ドキュメンタリー(国内)>(旧作含む)
1#伏原健之『人生フルーツ』
2#佐古忠彦『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』
3#安孫子亘『「知事抹殺」の真実』
4#加藤泰『ざ・鬼太鼓座
5#佐々木芽生『おクジラさま 二つの正義の物語』(日本・米)
6#後藤幸一『映画作家 黒木和雄 非戦と自由への想い』(旧)
7#稲塚秀孝『憲法を武器として 恵庭事件 知られざる50年目の真実』
8#田中健太『ぼくと駄菓子のいえ』
9#佐々木 航弥『ヘイトスピーチ
10#宍戸大裕『風は生きよという』

#2017年映画ベスト<ドキュメンタリー(国外)>(旧作含む)
1#チャン・ジーウン『乱世備忘ー僕らの雨傘運動』(香港)
2#黄胤毓『海の彼方』(台湾・日本)
3#ビタリー・マンスキー『太陽の下で 真実の北朝鮮』(チェコ・ロシア・独・ラトビア北朝鮮
4#シエ・チンリン『台湾新電影(ニューシネマ)時代』(旧、台湾)
5#ユン・ジェホ『マダム・ベーある脱北ブローカーの告白』(韓国・仏)
6#ベリンダ・サリン『DARK STAR H・R・ギーガーの世界』(スイス)
7#マット・シュレイダー『すばらしき映画音楽たち』(米)
8#ノア・バームバック、#ジェイク・パルトロウ『デ・パルマ』(米)
9#ジェイダ・トルン猫が教えてくれたこと』(トルコ)
10#アランチャ・アギーレ『ダンシング・ベートーヴェン』(スイス・スペイン)

#2017年映画ベスト<アニメーション>(旧作含む)
1 #ドロタ・コビエラ #ヒュー・ウェルチマン『ゴッホ 最期の手紙』(英・ポーランド
2 #押井守GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(旧、日本)
3 #トラヴィス・ナイトKUBO クボ 二本の弦の秘密』(米)
4 #湯浅政明夜明け告げるルーのうた』(日本)
5 #新房昭之、#尾石達也傷物語Ⅲ 冷血篇』(日本)
6 #ロン・クレメンツ、#ジョン・マスカー『モアナと伝説の海』(米)
7 #神山健治ひるね姫 知らないワタシの物語』(日本)
8 #米林宏昌メアリと魔女の花』(日本)
9 #安彦良和『クラッシャー・ジョウ』(旧、日本)
10 #伊藤尚往『きみの声をとどけたい』(日本)

#2017年映画ベスト<映画祭、特別上映>
1 #テーム・ニッキ『ペット安楽死請負人』(フィンランドTIFF
2 #ドン・ユエ『迫り来る嵐』(中国、TIFF
3 #デレク・ツァン『七月と安生』(香港・中国、OAFF)
4 #ハーマン・ヤウ『77回、彼氏を許す』(香港、OAFF)
5 #アラン・ギロディ『湖の見知らぬ男』(仏、カイエ・デュ・シネマ週間)
6 #エドモンド・ヨウ『アケラットーロヒンギャの祈り』(マレーシア、TIFF
7 #アスガー・ユセフィネジャド『ザ・ホーム 父が死んだ』(イラン、TIFF
8 #ジャンナ・イサバエヴァ『スヴェタ』(カザフスタンTIFF
9 #ザザ・ハルヴァシ『泉の少女メーナ』(ジョージアリトアニアTIFF
10 #ケンツェ・ノルブ『ヘマヘマ 待っている間に歌を』(ブータン・香港、OAFF)

#2017年映画ベスト<旧作(国内)>
1 #東陽一『酔いがさめたら、うちへ帰ろう。』
2 #黒木和雄キューバの恋人』
3 #蔵原惟繕『愛と死の記録』
4 #東陽一『沖縄列島』
5 #黒木和雄『日本の悪霊』
6 #蔵原惟繕『狂熱の季節』
7 #高嶺剛ウンタマギルー
8 #高嶺剛『オキナワンドリームショー』
9 #蔵原惟繕『ある脅迫』
10 #小林正樹『まごころ』
11 #松山善三典子は、今
12 #蔵原惟繕『雨のアムステルダム
13 #小津安二郎『限りなき前進』
14 #阪本順治『KT』
15 #崔洋一『月はどっちに出ている』
16 #蔵原惟繕『われらの時代』
17 #鈴木清順『春婦伝』
18 #東陽一『日本妖怪伝・サトリ』
19 #松山善三『六條ゆきやま紬』
20 #東陽一『わたしのグランパ』

#2017年映画ベスト<旧作(国外)>
1 #キン・フー『俠女』(台湾)
2 #キン・フー『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』(台湾)
3 #エドワード・ヤン『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(台湾)
4 #シャーリー・クラーク『クール・ワールド』(米)
5 #ラルフ・ネルソンソルジャー・ブルー』(米)
6 #リチャード・ブルックス『冷血』(米)
7 #フィリップ・ガレル『恋人たちの失われた革命』(仏)
8 #ロバート・ベントン『夕陽の群盗』(米)
9 #アレクサンダー・クルーゲ『愛国女性』(西独)
10 #ジョン・ヒューストン『ファット・シティ』(別題『ゴングなき戦い』、米)
11 #ビターリー・カネフスキー『動くな、死ね!蘇れ!』(ソ連
12 #イングマール・ベルイマン『牢獄』(スウェーデン
13 #マイク・ニコルス『バージニア・ウルフなんかこわくない』(米)
14 #アレクサンダー・クルーゲ『定めなき女の日々』(西独)
15 #カレン・シャフナザーロフ『メッセンジャー・ボーイ』(ソ連
16 #ジョージ・ロイ・ヒルリトル・ロマンス』(米)
17 #ルネ・クレール『自由を我等に』(仏)
18 #アレクサンダー・クルーゲ『過激なフェルディナンド』(西独)
19 #クリスティアン・ペッツォルト『東ベルリンから来た女』(独)
20 #ジョセフ・L・マンキーウィッツ『静かなアメリカ人』(米)

#2017年映画ベスト<音楽映画>(旧作含む)
1 #ヤスミン・アフマド『タレンタイム 優しい歌』(マレーシア)
2 #マット・シュレイダー『すばらしき映画音楽たち』(米)
3 #ジョン・キャメロン・ミッチェ『パーティで女の子に話しかけるには』(英・米)
4 #湯浅政明夜明け告げるルーのうた
5 #アランチャ・アギーレ『ダンシング・ベートーヴェン』(スイス・スペイン)
6 #アラン・ゴミス『私は、幸福(フェリシテ)』(仏・ベルギー・セネガル・独・レバノン
7 #セルジオ・マチャド『ストリート・オーケストラ』(旧、ブラジル)
8 #デイミアン・チャゼルラ・ラ・ランド
9 #ジェームズ・ガンガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』
10 #ビル・コンドン美女と野獣

#2017年映画ベスト<中短篇>(旧作、アニメ、ドキュメンタリー含む)
1 #クリストフ・ディーク「合唱」(ハンガリー、SSFF)
2 #カタリン・ロタルー #ガビ・バージニア・サーガ「4時15分 世界の終わり」(ルーマニア、SSFF)
3 #セリム・アザジ「同胞の敵」(仏、SSFF)
4 #大力拓哉 #三浦崇志「石と歌とペタ」(日本)
5 #大力拓哉 #三浦崇志「ニコトコ島」(日本)
6 #ジュリー・ジュールデン「沈黙のベール」(仏、SSFF)
7 #フランシスコ・フォーブス、#マシュー・バートン「シット・アンド・ウォッチ」(英、『デンジャラス・ドックス』)
8 #小林正樹「息子の青春」(旧、日本)
9 #ガスパール・クエンツ「渦 UZU」(日本、『デンジャラス・ドックス』)
10 #マハディ・フレフェル「男が帰って来た」(レバノン、『デンジャラス・ドックス』)
次点 #友長光明「空港」(日本)

#2017年映画ベスト<印象的な映画祭、特集上映>
1「生誕90年 映画監督 蔵原惟繕」(シネ・ヌーヴォ
2「第12回大阪アジアン映画祭」(ABCホール他)
3「ショートショートフィルムフェスティバル2017」(ナレッジシアター)
4「第30回東京国際映画祭」(EXシアター他)
5「ロシア・ソヴィエト映画 連続上映」(神戸映画資料館
6「生誕101年 小林正樹映画祭 反骨の美学」(シネ・ヌーヴォ
7「フランス映画祭2017in関西」(シネ・ヌーヴォ
8「松山善三 高峰秀子 〜夫婦で歩んだ映画人生」(シネ・ヌーヴォ
9「荒井晴彦映画祭 70になった全身脚本家」(シネ・ヌーヴォ
10「アレクサンダー・クルーゲ監督特集」(神戸映画資料館
11「第20回カイエ・デュ・シネマ週間in関西」(シネ・ヌーヴォ
12「鈴木清順追悼特集」(シネ・ヌーヴォ
13「黒木和雄映画祭」(シネ・ヌーヴォ
14「東陽一映画祭」(シネ・ヌーヴォ
15「香港インディペンデント映画祭」(シネ・ヌーヴォ
16「フィリップ・ガレル監督特集特集」(第七藝術劇場
17「第18回宝塚映画祭」(シネ・ピピア)
18「ストローブ=ユイレ 音楽+映画、絵画+映画、そして歴史」(神戸映画資料館
19「映像の乱反射 高嶺剛」(シネ・ヌーヴォ
20「女優 倍賞千恵子 特集上映」(シネ・ヌーヴォ


#2017年映画ベスト お世話になった(なあと感じる)映画館
1 シネ・ヌーヴォ
2 神戸映画資料館
3 シネ・リーブル梅田
4 シネマート心斎橋
5 テアトル梅田
6 第七藝術劇場
7 元町映画館
8 塚口サンサン劇場
9 シネ・ピピア
10 京都シネマ

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#2017年映画ベスト<主な見逃し映画>(順不同)※Twitter未発表
#ジャファル・パナヒ『人生タクシー』(イラン)
#ミア・ハンセン・ラヴ(ミア=ハンセン・ラヴ)『未来よ、こんにちは』(仏)
#ジャック・リヴェット『アウトワン』(仏、劇場未公開)
#ケン・ローチわたしは、ダニエル・ブレイク』(英・仏・ベルギー)
#ジャン・マルク・バレ(ジャン=マルク・バレ)『雨の日は会えない、晴れの日は君を想う』(米)
#ベン・アフレック夜に生きる』(米)
#マイク・ミルズ『20センチュリー・ウーマン』(米)
#石井裕也映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(日本)
#三島有紀子『幼な子われらに生まれ』(日本)
#瀬々敬久最低。』(日本)
#岸善幸『あゝ荒野』(日本)
#小林勇貴全員死刑』(日本)
#湯浅政明夜は短し歩けよ乙女
#三上知恵『標的の島 風(かじ)かたか』(日本)
#佐藤零郎『月夜釜合戦』(日本)

#2017年映画ベスト<新作総合>(劇場初公開が対象)※Twitter未発表
1 #ロウ・イエ『ブラインド・マッサージ』(中国・仏)
2 #ロバート・エガース『ウィッチ』(米)
3 #マーレン・アーデ『ありがとう、トニ・エルドマン』(独・オーストリア
4 #トム・フォードノクターナル・アニマルズ』(米)
5 #伏原健之『人生フルーツ』(日)
6 #グザヴィエ・ドランたかが世界の終わり』(カナダ・仏)
7 #ニコラス・ウィンディング・レフンネオン・デーモン』(仏・米・デンマーク
8 #佐古忠彦『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』(日)
9 #ポール・ヴァーホーヴェンエル ELLE』(仏)
10 #ヤスミン・アフマド『タレンタイム 優しい歌』(マレーシア)

 (2018年1月11日〜19日にTwitterにて発表、ただし※は除く。2018年1月20日)

 「ピクルスが選ぶ2016年映画ベスト10」
 (http://d.hatena.ne.jp/communicationbrakedown/20170121/1485013151

重要なお知らせ

 本研究所は、ここしばらく、一ヶ月に1回程度更新してきましたが、諸事情によりしばらくお休みします。

 期間は、年内いっぱいになる見込みです。

 (2017年5月31日)

瞳孔が開いたままに

 先日、瞳孔が開いて、ちょっとびっくりしたことがあったのでそのときの話をします。

 眼科で、角膜剥離がないかどうかどうかの検査をすることになりました。

 そのときに「瞳孔を広げるための薬をさします。近くのものが見えなくなりますが大丈夫ですか?」

 と訊かれました。

 「テレビとか映画もダメですか?」

 と訊き返したら

 「映画は遠いので大丈夫です」

 とのことだったので、

 「じゃあ、大丈夫です」

 と、その検査をすることにしました。

 目薬をさして2、30分くらいたったでしょうか。

 近くのものがそんなに見えないことはありませんでしたが、ちょっとぼんやりします。

 目薬をさして、4、5時間はその状態が続く、とのことでした。

 そのあと映画を観に行ったのですが、「字幕を読むのに支障はないかな・・」とちょっと不安になりましたが、
 映画を観るのに特に問題はありませんでした。

 今回は、「瞳孔が開いたまま日常生活をおくる」という貴重な経験ができた、というお話でした。

 (2017年4月30日)

今回の癒着問題について

 今回の癒着問題について少し語ろうと思います。

 元をたどれば、この話は15年以上前に遡ることができます。

 ある時、親知らずが痛くてたまらず、水も、自分のつばを飲むのも苦しい状態になりました。

 (食事は全く取れず、「ウィダーインゼリー」のありがたさを初めて知りました)

 翌日、歯科医に行ったら「親知らずが横に向かって生えている」と言われました。

 「痛み止めでおさまならい場合は抜くしかない。その場合(下の歯は)全身麻酔で顎を割らないといけない」

 と言われてびっくり。

 結局、痛み止めを飲み終えても痛みが再発しなかったので、そのままになりました。

 でも、いつか、また再び、あの恐ろしい痛みがやってきて・・。

 そう思うと、恐ろしい、そんな日々が続きましたが、年月もたち、いつしかそのことも忘れていた頃・・。

 久しぶりに歯科に通って、虫歯の検査や治療を行っていたら。

 「親知らずを抜きましょう。とりあえず下の片方」

 と言われ、あれよあれよと、入院して、全身麻酔をかけて歯を抜くことに。

 それも(だんだんとわかってきたのですが)歯を抜くだけでなく、歯の周りを包む袋が良くないのでこれを撮るのがメインの作業で、歯の抜歯はおまけということになりました。(「嚢胞摘出手術」というれっきとした手術でした)

 その歯を取るのも、単に抜くだけでなく、隣の歯にへばりついて、2時間の手術の予定が、小一時間オーバーして格闘し引き剥がしたそうです。
 (自分は全身麻酔で眠っていたので知らない)

 それが、1年半前の出来事でした。

 他の歯は、普通の抜歯なので、入院までしなくても、局所麻酔で簡単に抜ける、とのこと。

 そして、他の歯の治療も一段落して、そろそろ次の歯の潮時かな・・と思ったのが今月。

 「上の歯はもう抜かなくてもいいですよ。真横に生えてないし。どうしても抜けと言われたら抜きますけど・・」

 と言われ、下の親知らずの反対側だけ抜くことにしました。

 「今回は前回と違って楽勝ですよ」と言いながら、抜歯作業は始まったのですが・・。

 「ん?これは何や?へばりついとる。」「固った〜」「骨にへばりついとる」

 今回は局所麻酔なので、会話は全部聴こえています。

 「これは前回よりも大変かも・・」

 ギリギリ音をたてて機器で切り取ったり、顎を押さえつけ思いっきり引っ張ったり・・。

 結局砕いた歯を全部取り去るまで、3、40分はかかったでしょうか。

 「こんなん初めて!!骨との癒着がすごい!!」

 と言われてしまいました。

 前回の親知らずは、4つぐらいに分割したものを(記念に?)もらったのですが、今回はなし。

 多分、砕きすぎて原型をとどめていなかったんでしょうね・・。

 いや、今回は、前回以上に、癒着がすごかった、というお話でした。

 おしまい。

 (2017年3月31日)