「大林宣彦映画祭」所感
1月20日から3月2日にかけて6週間開催された「大林宣彦映画祭」(シネ・ヌーヴォ)ですが、これがまた楽しかったのですよ。
これほど各作品が微妙に絡み合った(登場する役者も絡み合った)特集上映というのも珍しいんじゃないでしょうか。
それぞれの作品毎に面白い(いろんな試みがある!)のに加えて、他の作品との関係性というのがこれまた加味されて楽しいの何のって。
同じ作品でも別の作品を観てから改めて観るとまた違って見えてくるというのがね。すごいですよ。
今回全36プログラム38作品(TV作品含む)を一通り観ることができたのはとてもよかったです。
とはいえ、映画作品だけでも(ここ数年すでに上映されたものも含め)10本程度は上映されなかったので、まあ、諸般の事情はあるのでしょうが、また別の機会に観ることができたら嬉しいなあと思います。
優れた映画の特集上映は多いのですが、これだけ楽しい特集上映が、この規模で行われた、というのは、滅多にないことで、そこに参加できたことは映画好きにとって幸甚の極みだなあと感じます。
では最後に、面白かった、良かった映画ベスト20を以下に記します。ベスト30でも良かったんですが、そこまで行くとちょっとあれなので、今回はこのへんにしておきます。
シネ・ヌーヴォさんにおきましては、今後も、またこのような楽しい企画をどんどん行って欲しいと切に思います。
ありがとうございました。
1「青春デンデケデケデケ」
2「水の旅人 侍KIDS」
3「北京的西瓜」
4「この空の花」
5「野のなななのか」
6「時をかける少女」
7「転校生」
8「異人たちとの夏」
9「ふたり」
10「風の歌が聴きたい」
11「あの、夏の日〜とんでろ、じいちゃん〜」
12「恋人よ、われに帰れ」
13「22才の別れ」
14「廃市」
15「HOUSE」
16「転校生 さよならあなた」
17「さびしんぼう」
18「可愛い悪魔」
19「女ざかり」
20「はるか、ノスタルジイ」
(2018年3月8日)