あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

「SNSと映画館」これまでのまとめ(2)

 「SNSと映画館」での発言。2日目(1月9日分)の内容を以下に記載します。

#SNSと映画館 (9)さあこれから昨日の続きを連続ツイートします。ウザっていう方はアレして下さいね。皆さんの意見をみると色々言いたくてうずうずですが、1点だけ。人により映画とは「ハリウッド映画」「邦画インディーズ」「ヨーロッパ等アート系」と語る対象が異なり気味なのが気になる所。

#SNSと映画館 (10)現状公開されている新作映画とは、大雑把にA)「邦画メジャー」B)「邦画インディーズ」C)「ハリウッド」D)「ヨーロッパメジャー」E)「洋画インディーズ」に大別できると思います。それを区別なく語るのは結構無理があると思います。では何故分類の必要があるのか?

#SNSと映画館 (11)それは、この種別によってかかる映画館の種類が異なるからです。A)C)は主にシネコン、D)は主に資本系ミニシアター、B)E)が独立系ミニシアター。旧作(F)デジタル、G)フィルム)については、F)はシネコンと資本系、G)は独立系です。まずはこれを踏まえる。

#SNSと映画館 (12)これを踏まえないと、誰(若者、中年、シニア)が、どんな映画(A〜G)を、どこで(シネコン、資本系、独立系ミニシアター)観るかという基本導線が掴めないからです。あと「欧米以外の諸国の映画」はやや横断的ですが、メジャーは主に資本系、インディーズは独立系かと。

#SNSと映画館 (13)で、昨夜の続き。映画館初心者に必要なメンターの話。「俺が指導してやる!」と指導する側から指導される側を選ぶよりも、指導されたい人が「この人の選ぶ映画(館)なら面白いに違いない」という場合の方がうまくいく。なので自分がメンターになっていることに気づかない。

#SNSと映画館 (14)それがもっともいい状態ではないかと思います。理想としては「あなたはコレコレとかアレアレとかの映画が好きなんですね。じゃあ今やってるこの映画なんてどうでしょうか」という映画コンシェルジュみたいな存在が成立すればいいんでしょうけども、実際にはなかなか難しい。

#SNSと映画館 (15)若者(に限りませんが)映画(館)初心者には、「映画=シネコン」の観念から脱却させてあげる必要があります。その為にシネコン以外の映画館(ミニシアター)にうまく誘導させるのですが、最初は「この面白そうな作品はこの映画館でしかやっていないから」が入り口になる。

#SNSと映画館 (16)特定の映画館になじむことができるとその映画館でかかる映画全てが観る映画の候補になり意識するようになります。そこまでいくと「他にも面白そうな映画をやってる映画館があるぞ・・」と気づくようになります。ここまではSNSが自然誘導する部分と背中を押す部分がある。

#SNSと映画館 (17)この「背中を押す部分」について考える必要があります。SNS上で「さまよえる子羊」を発見できれば「こんな映画があるよ。面白いよ」と一押しできますが、多数の潜在的子羊は識別困難。自分ですら気がついていなかったりしますから。なのでそこは地道に発信するしかない。

#SNSと映画館 (18)ここまでの話は「メンターは自分で発見しないといけない」ということ。だから「Twitterなどでフォローした映画に詳しい人が、発見した人にマッチするメンターであればよい」ということになります。果たしてこれは現在の状況において、どこまで現実的なのでしょうか。

#SNSと映画館 (19)おそらくTwitterでフォロワーの中に映画におけるメンター探しは既に多くの初心者が行っているだろうと思います。「この人は自分と同じような好みだから、いま推している映画も面白い可能性が高い」という作品選びは現実的です。ではこれ以外方法はないのでしょうか。

#SNSと映画館 今夜はこのへんで。次回はこの続きを考えてみたいと思います。ご意見などありましたら、よろしくお願い致します。明日も、みんなで一緒に考えましょう。

 (2014年1月9日発表分を記載)