あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

TOHOシネマズ4月「値上げ」についての情報

 以前に記載した件、1月30日に発表されたTOHOシネマズの4月消費税増税後の価格改定について、「割引料金」というのがどこからどこまでに相当するのかちょっと不明瞭だな、と思っていました。

 「消費税率引き上げに伴う鑑賞料金の改定について」
 (https://www.tohotheater.jp/news/ryoukin2014.html

 読めば判りますが「+100円になる」という「割引料金」がどこまでが対象となるのかはっきりしません。
 そもそも「割引料金」とは何ぞや?という疑問もあります。

 そんなこともあり、今回この件について、TOHOシネマズに問い合わせてみました。

 カスタマーサポートに電話すると驚いたことに「定価は据え置き、各種割引価格は+100円」は決まっているが、どの「割引料金」を上げる対象とするかは決定していない、とのことでした。つまり割引料金によっては据え置きのものもあるということです。これは意外でした。

 私は当初、今回の値上げの対象となる「割引料金」または「千円料金」について漠然と以下のように考えていました。

 ・シニア料金 1000円→1100円
 ・レディース料金 1000円→1100円
 ・ファーストデイ 1000円→1100円
 ・シネマズデイ 1000円→1100円
 ・レイトショー 1200円→1300円
 ・シネマイレージデイ 1300円→1400円
 ・夫婦50割引 1000円→1100円
 ・障がい者割引 1000円→1100円
 ・高校生料金 1000円のまま据え置き(「基本観賞料金」欄に「高校生」の記載がある)

 しかし、この中でも割引料金が上がるものと据え置きがあるということなのです。

 また、「今は言えないが、最終確定はネットの「お知らせ」欄で公表する」とのこと。
 つまり、まだ「どこまで値上げするか確定していない」ということです。
 それならば、先のお知らせで「詳細は確定次第、後日発表します」とか書くべきだと思います。(※1)

 「最終確定情報」の告知時期については「3月中旬頃」ということでした。
 (あまりぎりぎりというのもどうかと思いますが、これでは他社も「右へ倣え」という訳にもいかないでしょう)

 ただし、これはTOHOシネマズの劇場全体の基本の考え方であり、(現在でも異なった料金体系のものがあるように)劇場によってはまた個別の料金設定を行う場合があるというのは上記の「お知らせ」にも記載がある通りです。

 なお、下記に記載するのとはまた別の劇場に問い合わせたところ、こんな回答を頂きました。
 「ネットに記載している通り、割引料金は一律+100円。ただし「障がい者割引」は現行のまま」
 (ちなみに、「障がい者割引」は「割引」とありますが、もともと「通常料金」欄に記載があります)
 しかし、これは「最終確定」をしていない現段階での回答として、既報の方針に則り「個別の料金設定」の回答は控えた、と思われます。

 そして、最初に問い合わせた劇場では、細かく割引料金の改定について回答を頂きました。

 なお、あくまでこれは「参考情報」であり、「最終確定ではない」ということをここに強調しておきます。


 【シニア料金】

  現行1000円のまま据え置き。(事実上の「年齢による定価」扱いか?)

 【レディースデイ(水曜日)料金】

  現行1000円から1100円に値上げ。

 【ファーストデイ(映画業界全体の「映画サービスデイ」)】

  現行1000円から1100円に値上げ。

 【TOHOシネマズデイ(14日。現在のところ終了予定アナウンスなし)】

  現行1000円から1100円に値上げ。

 【高校生料金】

  現行1000円のまま据え置き。(「割引料金ではない」という見解)

 【レイトショー】

  現行1200円のまま据え置き。

 【シネマイレージ会員サービスデイ(火曜日)料金】

  現行1300円のまま据え置き。

 【夫婦50割引】

  現行1000円のまま据え置き。

 【障がい者割引】

  現行1000円のまま据え置き。

 【第二回新・午前十時の映画祭】(参考:問い合わせ対象外)

  現行1000円(学生500円)のまま据え置き。(ホームページ記載)
  ※これについては、TOHOシネマズ単独の企画ではないためと推測。

 電話ではすぐに返事をすることができないということで、折り返し電話を頂くという形で回答を頂きました。
 こちらの劇場では、あくまで最終確定ではないという断りをしつつも、現状の方向性としてはこうであるとのことです。
 カスタマーサービスや他の劇場では「ネットに発表以上のことはほぼ言えない」状況であるなか教えて頂いたことに感謝してします。
 (この件は特に秘密事項でも何でもないので公にしても問題ないとのことでした)

 以上、あくまで参考情報ではありますが、TOHOシネマズの続報を待ちたいと思います。

 (2014年3月3日)

 <追記 *1> 

 3月10日現在、この文章には当初記載のなかった以下の一文が追記されています。ただし追記されたことについては全く触れられておらず、いかにも最初から記載されていたかのようです。

 「※各料金の詳細につきましては3月中旬以降に、ホームページ等でご案内させていただく予定でございます。」 

 <追記>

 3月20日に以下の内容が発表されました。
 「重要なお知らせ」TOHOシネマズ、日付未記載(3/20)
 (https://www.tohotheater.jp/theater/umeda/index.html

 <参考>

 「大手シネコン映画料金4月価格改定情報まとめ」
  (2014年3月5日から随時更新)
 (http://d.hatena.ne.jp/communicationbrakedown/20140305/1393953842

 「関西ミニシアター映画料金4月価格改定情報まとめ」
  (2014年3月6日から随時更新)
 (http://d.hatena.ne.jp/communicationbrakedown/20140306/1394103914