あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

「SNSと映画館」これまでのまとめ(1)

 TwitterでのハッシュタグSNSと映画館」が面白くていろいろ発言を始めているのですが、分量が多くなってきたので長くなりそうな話はこちらに記載していくようにしようかと思っています。

 とりあえず、今までの発言を下記にまとめてみますね。

 
#SNSと映画館 (1)このタグを一通り読みましたが、明言されていないものの、喚起対象は若者で、映画は主にシネコン的な新作映画である、という風に感じるのですが、その認識でよいでしょうか?中年、シニア、旧作上映は対象外。ミニシアターとインディーズの言及はあるけど具体性はほぼなし。

#SNSと映画館 (2)そこを明確にしないと手法も違ってくると思います。おそらく、中年、シニアはSNSは使わないという認識なんでしょうけども、意外とそうでもない。しかし1、20代に比べると浸透率が低いのも事実。だからと言って切り捨てていいとは思いませんが、煩雑になるので棚上げに。

#SNSと映画館 (3)便宜上、学生メインで考えます。最初に「映画を選ぶ基準がTwitter,LINE,FB」という話があり、その通りだろうと思いますが、ここで注意したいのは、その手法は「面白い映画が観たい」というよりも「皆が観ている映画が観たい」という意識が優先されるのではと。

#SNSと映画館 (4)つまり「面白いものを観たいけど、一人だけ面白いものを観るより、あまり面白くなくても、皆で観て文句を言い合える方が楽しい」という意識、もっとあからさまに言うと昔ながらの「皆の話題についていきたい/取り残されたくない」意識が特にクローズドな関係では重視される。

#SNSと映画館 (5)ということが推測されます。もちろんこれは映画ファンではない、たまに映画を観る程度の人を想定しています。彼らにとっては「映画を楽しむ」ことより「仲間と楽しむ」ことが重視されます。実際に「映画館に一人で行ったことがない若者」は多く、これを打開できれば成果は大。

#SNSと映画館 (6)「映画は好きだけど映画ファンという程でもない若者」を動かすには、話題合わせでなく映画を一人で楽しめること、主体的な映画選びができることが重要。具体的には映画に詳しいメンターを持つことで、これは現実でもネットでも構いませんが、密なやりとりとしてネットは有効。

#SNSと映画館 (7)大前提として話しますが、程度の差こそあれ映画好きの人はとても多いし、他のジャンルに比べて非常に敷居は低い。しかし熱心な映画ファン以外は「何を観たらいいのか」が特に若者は、さっぱりわからない。だからわかりやすく宣伝費に比例してシネコンに行くことになります。

#SNSと映画館 (8)でもはっきり言ってシネコンの映画はお金はかかっているけど、それに見合った内容かというと必ずしもそうではない(日本、ハリウッドは)。だからそういう人をミニシアターに誘導してあげるとびっくりする。もっと色々観たいと思う。なのでメンターはそのとき必要なんですね。

というところで、続きはまた明日以降に。
#SNSと映画館 は面白いですよ。みんなで一緒に考えましょう。

 (2014年1月8日発表分を記載)