あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

ピクルス船長が選ぶ「2013年映画ベスト10」(完全版)

 今回からピクルスがお送りする映画ベスト10です。Twitterで1月4日に発表したものをまとめていますが、分量の関係で割愛していた部分を復活補足させている箇所があります。また「総合ベスト10」「各種おバカ映画・総合ベスト10」「今年見逃した映画・後悔度ベスト10」は未発表のものです。

 前年の書式に則りながら、以下の変更を行いました。

 ・日本映画部門を「メジャー」「インディーズ」に分割しました。
 ・アニメーション、ドキュメンタリー各部門には旧作を含めました。
 ・上記にともない旧作部門からはアニメーション、ドキュメンタリーは含まれていません。
 ・総合ベスト10を「新作」と「旧作」に分割しました。
  ※これはそもそも神戸映画資料館の1月5日に提出することを想定していたためです。(提出は実現せず)
 ・例年通り、各部門により次点を複数記載していますが、今回次点が多数に渡ったためベスト20となった部門があります。

 今回の所感としては、全体の観賞本数が大きく減った(前年比4割減)ため、部門によりベスト10選定の充実度の低下が特徴です。
 特にアジア映画の充実度が低下したこと、また、アニメーション部門が前年より若干向上したことがあげられます。
 ただし、全体的に観賞量が低下した割にベスト10選出の充実度が昨年と変わらない部門が多かったことは特記すべきことでしょう。

 2014年は、更に観賞本数の低下が予測されますが、また充実したベスト10が選出できるようであれば、と思っています。
 (もちろん、「ベスト10選び」というのは、映画好きの遊びにすぎません。そこは勘違いしないよう気をつけたいと思います)

 まあそんな感じですので、ピクルスに変わっても、今年もみなさまよろしくお願い致します。


<日本映画ベスト10(メジャー)>

1「地獄でなぜ悪い
2「49日のレシピ」
3「利休にたずねよ
4「舟を編む
5「中学生円山
6「少年H」
7「脳男」
8「武士の献立」
9「リアル」
10「人類資金」

<日本映画ベスト10(インディーズ)>

1「さよなら渓谷」
2「ひまわり〜沖縄は忘れない、あの日の空を〜」
3「日本の悲劇」
4「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」
5「タリウム少女の毒殺日記」
6「共喰い」
7「はじまりのみち」
8「ペコロスの母に会いに行く
9「楽隊のうさぎ」
10「もらとりあむタマ子
次点「適切な距離」
次点「ゆるせない、逢いたい」

<アジア映画ベスト10>

1「ブッダ・マウンテン〜希望と祈りの旅〜」(中国)
2「あの頃君を追いかけた」(台湾)
3「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」(香港)
4「Fly Me to Minami〜恋するミナミ」(日本・シンガポール
5「私は公務員だ」(韓国)
6「ダンシング・クイーン」(韓国)
7「スタンリーのお弁当箱」(インド)
8「シークレット・ラブ」(韓国)
9「サイコメトリー 残留思念」(韓国)
10「マイPSパートナー」(韓国)

アメリカ映画ベスト10>
1「ウォールフラワー」
2「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日間」
3「イノセント・ガーデン
4「ルビー・スパークス
5「世界にひとつのプレイブック
6「ゼロ・グラビティ
7「ウィ・アンド・アイ」
8「エンド・オブ・ザ・ワールド
9「ザ・マスター」
10「天使の処刑人 バイオレット&デイジー
次点「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー」
次点「クロニクル」

<仏&伊&英 映画ベスト10>

1「ムード・インディゴ うたかたの日々」(仏)
2「ホーリー・モーターズ」(仏・独)
3「ある愛へと続く旅」(伊・スペイン)
4「鑑定士と顔のない依頼人」(伊)
5「最初の人間」(仏・伊・アルジェリア
6「ある海辺の詩人 小さなヴェニスで」(伊・仏)
7「楽園からの旅人」(伊)
8「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界」(英・デンマーク・加・クロアチア
9「いとしきエブリデイ」(英)
10「女っ気なし」(仏)
次点「危険なプロット」(仏)
次点「タイピスト!」(仏)

<その他の地域ベスト10>

1「ブランカニエベス」(スペイン・仏)
2「熱波」(ポルトガル・独・ブラジル・仏)
3「汚れなき祈り」(ルーマニア・仏・ベルギー)
4「明日の空の向こうに」(ポーランド・日)
5「わたしはロランス」(加・仏)
6「ふたりのアトリエ ある彫刻家とモデル」(スペイン)
7「シャドー・ダンサー」(アイルランド・英)
8「ポルトガル、ここに誕生す」(ポルトガル
9「モス・ダイアリー」(加・アイルランド
10「カイロ・タイム〜異邦人〜」(加・アイルランド
次点「人生、ブラボー!」(加)

<アニメーション映画ベスト10>

1「かぐや姫の物語」(日本)
2「風立ちぬ」(日本)
3 大藤信郎の諸作品(日本、旧)
4「豚の王」(韓国)
5「燃える仏像人間」(日本)
6「秒速5センチメートル」(日本、旧)
7「ロシア・アニメーションの魅力」諸作品(ロシア、旧)
8「ホルスの大冒険」(日本、旧)
9「ブレンダンとケルズの秘密」(仏・ベルギー・アイルランド、OEFF)
10「SHORT PEACE」(日本)
次点「ルパン三世 カリオストロの城」(日本、旧)

<国内ドキュメンタリー映画ベスト10>

1「笹の墓標」
2「標的の村」
3「陸軍登戸研究所
4「江戸時代の朝鮮通信使」(旧)
5「解放の日まで」(旧)
6「指紋押捺拒否パート2」(旧)&「1985年 花になること」(旧)
7「ひろしま 石内部・遺されたものたち」
8「ソレイユのこどもたち」
9「影たちの祭り」
10「にっぽんのみせものやさん」
次点「夢と狂気の王国

<海外ドキュメンタリー映画ベスト10>

1「壊された5つのカメラ」
2「ビラルの世界」
3「アルマジロ
4「野獣達のバラード」(「ありふれたファシズム」)(旧)
5「空色の故郷」
6「2LINES あるカップルの選択」
7「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物」
8「ロマン・ポランスキー 初めての告白」
9「あまり期待するな」(旧)
10「サイド・バイ・サイドーフィルムからデジタルシネマへ」

<旧作邦画ベスト10>

1「お早う」
2「西鶴一代女
3「雁の寺」
4「地獄門」
5「絞首刑」
6「黒部の太陽
7「二十一歳の父」
8「真白き富士の嶺」
9「野良猫」
10「特出しヒモ天国」
次点「帰って来たヨッパライ
次点「少年」
次点「間宮兄弟
次点「家族ゲーム

<旧作洋画ベスト10>

1「秋のソナタ
2「シベールの日曜日
3「マイルストーンズ」&「アイス」
4「死者からの手紙」
5「白夜」
6「ロスト・イン・北京」
7「未知への飛行」
8「ウエスタン」
9「悪魔の陽の下に
10「永遠の語らい
次点「飛べ!フェニックス
次点「エバンズ博士の沈黙」
次点「掟によって」

<映画祭/限定上映映画ベスト10>

1「わたしの名はジン」(OEFF)
2「GF*BF」(OAFF)
3「二重露光」(OAFF)
4「ふたつの人生」(OEFF)
5「ナタリー」(OEFF)
6「毒戦」(OAFF)
7「ポーとミーのチャチャ」(OAFF)
8「フィルムがない!」(カプッチョ特集)
9「ATMエラー」(OAFF)
10「ソウル・フラワー・トレイン」(OEFF)
次点「わが人生3つの失敗」(OAFF)
次点「イスタンブールに来ちゃったの」(OAFF)


<総合ベスト10(新作)> ※アニメーション、ドキュメンタリー、限定上映は省く

1「ブランカニエベス
2「熱波」
3「ムード・インディゴ うたかたの日々」
4「汚れなき祈り」
5「ホーリー・モーターズ
6「ブッダ・マウンテン」
7「ある愛へと続く旅」
8「鑑定士と顔のない依頼人
9「さよなら渓谷」
10「ウォールフラワー」

<総合ベスト10(旧作)> ※アニメーション、ドキュメンタリー、限定上映は省く

1「秋のソナタ
2「シベールの日曜日
3「マイルストーンズ」&「アイス』
4「死者からの手紙」
5「お早う」
6「西鶴一代女
7「白夜」
8「雁の寺」
9「地獄門」
10「絞首刑」

<各種おバカ映画・総合ベスト10>

1「ダイ・ハード/ラスト・デイ
2「HK/変態仮面
3「冴え冴えてなお滑稽な月」
4「R100
5「中学生円山
6「ワールド・ウォーZ
7「太秦ヤコペッティ
8「宇宙人王さんとの遭遇
9「サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド」
10「ヒッチコック
次点「科学忍者隊ガッチャマン
次点「クロニクル」


<今年観のがした映画・後悔度ベスト10> ※次点含めベスト2

1「愛・アムール」
2「シュガーマン 奇跡に愛された男
3「嘆きのピエタ
4「ジョニーは戦場に行った」(旧)
5「加藤泰を見る、語る」(特集上映)
6「ふじ学徒隊」
7「サイド・エフェクト
8「選挙2」
9「スティーヴ・ジョブズ1995 失われたインタビュー」
10「あ、うん」(旧)

11「タンゴ・リブレ 君を想う」
12「父の秘密
13「ローズマリーの赤ちゃん」(旧)
14「紀ノ川」(旧)
15「恋の渦」
16「台湾アイデンティティー」
17「花咲くコリアンアニメーション」(特集上映)
18「儀式」(旧)
19「東京戦争戦後秘話」(旧)
20「殺人漫画」


 (2014年1月4日作成)