キンドル、期間限定値下げ
AmazonのKindle Paperwhite を購入したのは昨年のクリスマス(であることはすっかり忘れていたが、わが秘書「ついろぐクン」がしっかり憶えていてくれるので助かるの)であった。
これは、Amazon.comでその二年前に購入したKindle3以来2度目の購入である。
基本的に私は、日本の電子書籍というのは青空文庫しか読まない。
Kindle3でも日本語対応しているので、青空文庫は読めるのである。
では、なぜ日本版Paperwhiteをあえて購入したのか。その理由を以下に述べる。
<Kindle Paperwhiteのメリット>
・バックライト搭載
・軽量、コンパクトサイズ
・日本のKindle Store が使える。(ただし日米どちらかしか使えない。Kindle3はAmazon.com専用)
・Kindle アプリと簡単に同期が取れる。(iPad,iPhone,iPod Touchなど)※Kindle3でも同期は可能だと思うが。
・価格が安い。(7980円。kindle3の米価格は本体だけで1万3千円くらいしたと思う。郵送費が更にかかる)
非常に使いやすく、価格も安いので、買い直した価値は充分にあった。
ならば、Kindle3はもう持つ意味がなくなったかというと、そうではない。これにしかできないこともあった。
<Kindle 3 のメリット>
・ハードウェアキーボードの搭載(使いやすいとは言えないが、ソフトウェアキーボードよりはよい)
・Amazon.com専用機として使える。(Kindle PWはAmazon.co.jp専用にしているので必然的にこうなる)
・無料の3G回線(日本ではドコモ3Gと思われる)が使える。(ブラウザは極めて使いづらいが)
KindlePWを買ってからあえてKindle3を買うまでのことはないだろうが、逆ならばこういう使い方もあるということだ。
無料の3G回線は、現在Kindle PaperWhite3Gとして販売しているものと同じだろう。そう考えれば本体価格で5000円の差は大きいと思う。実際Kindle1台だけのための3G回線に5千円払うのは、少なくともWi-Fiルータを使用しているとあまりメリットを感じない。ルーターが使えないなどの緊急時のみの使用ぐらいに考えている。
あと2台持ちのメリットとしてPWでは別売りの充電コネクタ(Kindle3は付属)が共用できるということもあった。
Kindle3はE-inkで非常に読みやすく目に優しい。Kindle PWは軽量コンパクトになり、くわえてバックライトが搭載され暗い場所でも読める(バックライトは25段階に調整できる)ので一層使いやすくなった。
ページをめくる速度はもっと早めることは技術的に今後可能だと思うが、現在の速度でも不満はない。
テキストメインの電子書籍を読むには、使い勝手やコストパフォーマンスを考えると現在もっとも優れているのではないかと思う。
さて、ここからようやくKindle Fireの話になる。
正直なところ、Kindle Fireにはあまり興味がなかった。
それは、「電子書籍」にはPWがあるし、音楽は、Amazonで買う習慣がないからだ。
まあしかし7インチタブレットとして興味がない訳ではない。
ブラウザーと少々のアプリを使う、というだけでもコストパフォーマンスは相当高い方だろうと思う。
(Nexus7も性能に対してかなりコストパフォーマンスは高かったが・・最近なぜか行方不明)
で、本日から7月2日まで限定で、サマーセールと称してKindle Fireシリーズが3000円引きになるという話がころがりこんできたのであった。
うーん、ただえさえ安いのに、なんだこれは。
恐らく秋に出るであろう次のモデルに備えて在庫一掃セールなのかもしれない。(それにしては、期間が短すぎるが)
しかし、秋に次のモデルは出る可能性は高いと思うが、劇的に魅力あふれる製品となるかといえば、何だか心許ない。(ハード的にはスピーカー部のデザインというか大きさは見直す余地はあるだろう)
それより、アップル製品の値上げのことを考えると、いまこの時期に値上げをしないとなれば、秋の新製品のタイミングで円安差益を乗せて来る可能性の方が高いような気がする。
という訳で、今回のセールに乗っかって、Kindle Fire を買う事にしました。
というか、注文しました。
コストパフォーマンス的には、Kindle Fire HD 16G(定価15800円)がもっとも優れていると思う。
価格的には最も安価なモデルKindle Fire(定価12800円)が割引率が高く1万円を切る価格となるのだが、Kindle Fire HD16Gにすると、画素数はHDにアップ、容量は8G→16G、バッテリーは8.5H→11H、スピーカー性能が良くなり、Wi-Fiもデュアルで速度がアップ、また細かいところだが、厚みが薄くなり、重さも若干軽くなる、というメリットもある。
これが16G→32Gにすると、4千円(約2割)アップ、更に8.9インチモデルにすると16Gで9千円、32Gで1万円アップと、ちょっとコストパフォーマンス的には厳しいように思う。
もっともiPadかKindleか、と考えている人には8.9インチモデルが大きな選択肢となるだろうし、7インチタブレットで容量は多い方がいいという人にはKindle Fire HD 32Gモデル、またとにかく安く買いたい、初めてのタブレット、という人ならKindle FIre という選択肢は充分考えられるだろう。(とてもこの価格は他社では考えられないからである)
とにかく、Kindle FIreを買おうか買うまいか悩んでいた人は、この機会を逃さないことをおすすめしたい。
もちろん、価格よりも、ここは見送って、次期モデルまで待つ、というのもありだと思う。
7月2日23時59分まで、充分に悩んで頂きたい。
(2013年6月28日)
<追記> その後、値下げ期間の終了日が7月7日まで延長されることが本日発表された。
(2013年7月1日)
<クーポンコードの適用方法>
クーポンコード: FIRE3000
ご利用方法
1. Kindle Fire、Kindle Fire HD、Kindle Fire HD 8.9のいずれかをカートに入れ、レジに進みます
2. 注文確定画面でクーポンコードを入力して、「適用」をクリックします
3. 3,000円が割り引かれていることを確認のうえ、注文を確定します
※このクーポンは1度しか使用できないので注意が必要。
Kindle Fire タブレット \12800→\9800
Kindle Fire HD 16GB タブレット \15800→\12800
Kindle Fire HD 32GB タブレット \19800→\16800