『しあわせのパン』の不思議世界
「しあわせのパン」は「ジブリアニメの絵コンテに忠実に、風景と俳優と動物で再現した(かのような)映画」でした。それなら焼きたてのパンの湯気がCGなのも納得。郵便は切手なしで個人に届くしどうやら貨幣経済でなさそうな不思議世界。ジブリは現実の再解釈アニメだが、これは童話の再解釈ドラマ。
(2012年2月1日 ぶらいあんのTweetより)
<追記>
この映画の予告篇を劇場で観ていたら、テーマソングである矢野顕子さんの「ひとつだけ」がかかったのですが、途中で突然、キヨシローの声が入ってきたのを聴いたときに身体中がゾクゾクしたことを思い出します。名曲の新録で、まるで生きているかのように歌っている、と。そう思ったのですが、調べてみると『はじめてのやのあきこ』2006年のコラボ曲でした。実はこのアルバム持っていて、iPodにも入っていたのですが。
ある時期を境に(この場合は生前と死後で)曲の持つ意味が変わって聴こえてしまう、という現象の一例でした。
(2012年9月1日)