あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

1月17日に上映された『その街のこども』

17日はシアターセブン「その街のこども」。映画もよかったけれど、その後の京田さんと若林さんのトークショー。長年のもやもやしていた気持ちの悪さが、「震災で被害を受けなかった、そして、何も出来なかった/しなかった者が持つ後ろめたさ」であったと気づかせてもらったことです。感謝です。

そのシアターセブンで9月以来西村さんのお顔を拝見しました。相変わらず落ち着きのある安定した司会ぶり。ただあまり顔色がよろしくない感じでしたが、鼻ダレダレ事件の余韻でしょうか。少し心配です。直接お話したことはありませんが隠れ西村ファンなので今回はシアターセブン会員に入会しました。

 (2012年1月18日、ぶらいあんのTweetより)

その街のこども」。ふたりの会話を聞いているうちに、誰もが「あのとき自分は何をしていたか」「何を思ったか」を思い出す。いつのまにかふたりと一緒に考えている。映画が終わる時、自分が1時間半前とは少し違う所にいることに気づく。これは何度も観ることで進むことができる、体感する映画です。

その街のこども」の、男女の夜を徹した語り歩きという基本構造は「ヒロシマ・モナムール」ですが、もちろん細部は異なります。しかしながら共通するのは、自身における重大な体験を語るには「無関係な他者」と、それに至るまでに14、5年という長き歳月がどうしても必要だったということです。

 (2012年1月19日、ぶらいあんのTweetより)

 <補足>
 京田さん・・『その街のこども』プロデューサー。本トークショーのメインゲスト。
 若林さん・・『その街のこども』関西の宣伝に尽力された方。本トークショーのゲスト。
 西村さん・・シアターセブンのスタッフ。本トークショーの司会進行。 




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