あたまのなか研究室

ピクルス(2代目)とぶらいあん(初代)の研究室です。

『ニチボーとケンチャナヨ』所感(まとめ)

岸野令子さん著の『ニチボーとケンチャナヨ 私流・映画との出会い方2』(せせらぎ出版)について、ツイートしたものをまとめました。30年に及ぶエッセイとコラムを1ヶ月半以上にわたり少しずつ読んで3、4年分ずつまとめて書きました。いっぱい書いたような気がしていたのですが、それほどでもなかったですね。いつの日か岸野さんの前著『猫の手貸します 私流・映画との出会い方』(絶版)も入手して読んでみたいです。

 

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入手しました。ぼちぼちと少しずつ読み始めています。30年分以上だから(最初からだと50年分)、じっくりと読み進めて行きますよ。
#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ 私流・映画との出会い方2』(せせらぎ出版)#eiga #映画 #映画本

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)、昨夜は「はじめに」を読んで、今後1日1コラム読むつもりで、1991年から読み始めました。あっ、久しぶりにスピンがついている!ちょっと嬉しくなりました。しおりが必要ないものね。30年1ヶ月で読めるかどうか。#eiga #映画 #映画本

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』91年の第2回山形ドキュメンタリーに始まり、香港国際映画祭の様子が続く。そして香港の中国返還である97年を迎える。ここらでやっと自分でも知っている映画名が出てくる。アジア映画好きなら誰でも知るような作品である。
#eiga #映画

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)いよいよ20世紀も終わる、2000年。香港国際映画祭、返還後も大きく変化せず少しずつ。釜山国際映画祭、日韓は大きく変化。日本映画解禁だ。締めの「韓国の民主化は、もはや日本より進んでいるのではないか」が印象的。

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)約半分の2006年まで到達。2002年の日韓WC開催からの韓流ブーム。韓国映画も日本に受けれられる。2003年はSARSの流行で香港国際映画祭不参加。連続参加途切れる。果たしてこの時誰がCovid-19の世界を予想できただろう。

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)「歩いて探したサンクトペテルブルクの映画館」はロシアに行ったはいいが、お目当てのロシア映画はひっそりとした映画館で帰国日にしかやっていないという話を聞いてその映画館を尋ねる。足で稼いだエピソードである。

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)2009年まで到達。韓国それぞれの映画祭と女性映画祭がメインだがベルリン7日間の旅の模様も書かれている。印象的だったのは『グラン・トリノ』に見るパターナリズム。これは目から鱗だった。コラム充実。
#eiga #映画

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)いよいよ岸野さんと出会った2012年まで到達。韓国の映画祭が中心ながら、映画祭とは関係のない韓国旅行やコラムなどが気になる。その人の本質は直接関係のないふとしたところに本音が現れるように思うからでああろう。

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)釜山国際映画祭は本書にほぼ毎年のように登場するメインとも呼べる映画祭であるが、2011年に、#井出洋子 『ショージとタカオ』がアジア部門最優秀ドキュメンタリー賞が贈られたことが記されている。もう10年。早い。

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)岸野さんと初めてお会いしたのは2012年の大阪アジアン映画祭。この時から先生だと思っている。この年の東京国際映画祭でもお会いした。釜山国際映画祭がPIFFからBIFFになったのもこの年で、その話もよく覚えている。

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)いよいよ2016年に到達。コラムでこの年の大阪アジアン映画祭で岸野さんが『湾生回家』の観客賞受け取りに代理で授賞式に出ていたことを知る。この年は別会場で『十年』などを観ていてクロージング不在。見れずに残念。

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)2013年にデジタル時代の話が書かれているが、日本の映画業界がDCPに完全に置き換わったのが2012年度、つまり2013年3月末だったのは記憶に新しい。まだ8年しかたっていないのにスマホのように昔からある顔をして定着。

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)ついに終着2020年に。ライフワークとも言える「釜山国際映画祭」は、一時役職を離れていた映画祭理事長が復帰、原点回帰に果たし改革を進めようとしているところで本書は終わる。最後に紹介された『夏時間』観なきゃ!

 

#岸野令子 著『ニチボーとケンチャナヨ』(せせらぎ出版)本書を通して感じたのは映画祭、特に釜山国際映画祭と全州国際映画祭は定番に。あと山形国際ドキュメンタリー映画祭香港国際映画祭、あいち国際女性映画祭、等など。映画は韓国を中心に。ニチボーは出てこなかった。

 

 

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 (初出2021年3月10日〜4月30日、Twitterにて発表したものを一部編集)